猫用トイレの選び方 猫とあなたに合った最適なタイプを
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猫砂はどれを選ぶべきか悩むのでタイプ別にメリットデメリット
LIONの獣医師開発猫トイレを選んだ理由と実際に使ったレビュー
猫とあなたに合ったタイプを選ぶ
猫トイレは猫の性格や年齢などによって最適なタイプを選ぶのはもちろんですが、あなた自身の生活スタイル、
例えば在宅時間が短いならシステムトイレ、誰かがいつも在宅ならオープンで一体型にするなども考慮に入れて選びましょう。
猫も長生きの時代、互いにストレスのない環境を整えるのは大切なこと。
猫にとってもですが、あなた自身ができる、できない、好き、嫌い、苦手を考えながらトイレを選んでください。
また、トイレの種類によって使える猫砂が違いますので注意しましょう。
トイレの種類
大きく分けて3タイプ、システムトイレ、一体型トイレ、全自動トイレになります。
全自動トイレはポイントアドバイスを併せて掲載していますので、参考になさってください。
システムトイレ
猫砂を入れる部分はすこの状になっていて、フンが猫砂に、オシッコはすこの下のペットシーツを敷いた引き出し式トレーにと構造が分かれます。
すこの状のトレー、ペットシーツを敷いたトレーを格納する本体と、少なくとも3パーツ。
更に、砂の飛び散り防止の壁やドーム状のカバーなどもあると、パーツは多くなり、猫砂はすこの状のトレーから落ちない大粒の木製チップを使う場合が多いです。
オシッコはすこの下のトレーに落ちますが、砂が汚れないわけではなく、ある程度オシッコを吸って膨張し、チップの形状が崩れていくことも。
大粒のチップを使うので、肉球の間に砂が挟まりにくく、長毛で毛にも砂が付いてしまうといった猫にもおすすめです。
在宅時間が短いなど、トイレの後片付けを直ぐにできない場合に向いています。
パーツが多いので、トイレを丸洗いする場合大変かもしれません。
私は以前システムトイレを使っていましたが、洗うのが大変でシステムトイレはやめました。
一体型トイレ
システムトイレのように上下に分かれず、オシッコもフンも同じ砂の上になり、基本形状は、蓋のない箱です。
一体型トイレは、通常の硬い素材に加え、柔らかい素材を使っているタイプも。
個人的には普通の硬いプラスチック製のほうが使いやすく感じますが、こればかりは人によります。
砂を入れると重くなるのも考慮に入れてくださいね。
一体型トイレは、猫に一番人気の鉱物系や軽さがポイントの紙製など、使える猫砂の選択肢が増えます。
また、砂の飛び散り防止の壁やドーム状のカバーなど、パーツはオプション的な捉え方で自由度も高いトイレです。
オシッコもフンも同じ砂の上なので、排せつしたら直ぐに処理できると猫もあなたもストレスにならないでしょう。
フルオープンだとニオイが気になる方、落ち着いて排せつできない猫には、フタ付きのトイレを選びましょう。
基本形状はオープンなので、多少体格が大きな猫でも使いやすくなりますが、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンのように大きな猫は、大きな猫用のトイレを使う方が猫のストレスになりません。
以前なら大きな猫用のトイレはありませんでしたが、良い時代になりました。
自動型トイレ
猫がトイレをすると自動で感知してお掃除してくれ、猫おじさんことサンシャイン池崎さんが使っていて、動画も配信されているのをご存知かと。
スマホアプリで遠隔操作できるものもあり、猫飼いさんにとって家電のひとつになりつつある感じですね。
特に在宅時間が短い方だと、猫のトイレは心配事の一つになります。
すぐに片付けられないことからトイレの数を増やしたり、何らかのニオイ対策を講じたり、それが次第にストレスになっていくことも。
他のトイレに比べて価格が高いことや、電源が必要なので使える場所が限られている、サイズが大きめといったデメリットと、トイレ掃除の手間を減らして常に清潔を保てるメリット、どちらを取るか。
排泄物はコンテナに溜まる仕組みになっていますから、トイレ本体のサイズもですが、コンテナのサイズも考慮に入れて選ぶと良いですヨ。
猫自身が慣れるまでに時間がかかる可能性があり、子猫は体重が軽すぎてセンサーが反応しないといった側面も。
また、子猫の好奇心旺盛さから危険だとし、使用できないとする製品もあります。
体重が軽い子猫の時期は普通のトイレのように使い、成長とともに自動型トイレとして使うといった方法など、工夫が必要になるかもしれません。
これはどのトイレにも言えますが、シニア猫にはトイレの入り口が高くなるため、ステップなどの補助が必要になるでしょう。
猫砂とメンテナンス
固まる細かい猫砂でなければ自動型トイレの意味がなくなってしまいます。
鉱物系などのガッチリ固まるタイプでないとトイレ全体が汚くなるだけで、自動の意味がなくなるので注意。
また、その細かい猫砂を使うのもあって、隙間に砂が入りこむのと、いくら全自動とはいえ洗浄機能まではありませんので、定期的に丸ごと洗う必要があります。
汚れはそのままニオイの元にもなります。
自動型トイレはサイズが大きめですから、洗うとなると場所も取りますので、そこも考えてください。
アプリ対応がオススメ
アプリに対応しているものを選ぶと便利
専用アプリと連動することで、家でも外出先でも掃除のタイミングを遠隔操作できる、正に今時の家電と同じように管理できます。
自動型トイレは「トイレロボット」と呼ばれますが、管理できる項目が多いタイプだと、それもうなづけます。
トイレの回数、尿量、体重の計測ができたり、多頭飼いの場合は、猫の情報を個別登録して管理できます。
家電と同じと考えて
元々、猫用トイレは数年使用する場合が多い上、自動型トイレは機能が良いものほど価格も高くなります。
不具合や故障があったときに慌てず対応できるよう、保証期間や修理は有償無償かの確認は必ず行い、サポート体制が充実したものを選びましょう。
その他の形状
円形の蓋付きゴミ箱の上から入るような形や、オマル状のタイプなど、ちょっと変わった形のトイレもあります。
付属品でカスタマイズ
システムトイレもオープン型のトイレも、付属品でカスタムして、置く場所や猫の性格によって、付属品でカスタマイズしましょう。
付属品をあとから足せるトイレなら、最初は本体だけで様子見もできますね。
- ・砂飛び防止用のハーフガード
- ・ドーム型ガードで手前は開いているも
- ・フタにもパタパタの出入り口があるフルガードのもの
- ・網目状の砂落とし
- ・砂取りマット
- ・段差解消ステップ
- ・スコップ
※砂飛び防止用のハーフガードは、初めから付いている商品しかないと思います。
トイレの買い替え時の注意点
古くなったから、別の形やメーカーを使いたいなど、トイレを買い替えることが出てくると思います。
特にトイレは猫が無防備になる場所なので、猫の性格にもよりますが、変化に敏感で新しいトイレを中々使おうとしない、全く使わないという状況も起こりえます。
トイレの買い替えてもしばらくは、以前のトイレを捨てずに併設して置いておく、新しいトイレの砂に排泄物を少しだけ入れてニオイを付けるなどの工夫をしてください。
もしかしたら性格は関係ないのか、気まぐれなだけかもしれません。
というのも、ベッドやクッションなどもそうですが、中々使わないから気に入らなかったのかな?とあきらめた頃に使い始めたという経験を私自身何度かしました。
新しいトイレを中々使ってくれなくても、決して無理強いはせず、気長に待ちましょう。