猫の鳴き声に限界を感じる飼い主さんへ。初心者でもできる防音対策とあなたの心の守り方
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「隣の部屋に聞こえているかも……」「猫の鳴き声がうるさくてノイローゼになりそう!」
愛猫の鳴き声が止まらない時、飼い主さんが抱える不安は計り知れません。
周囲への申し訳なさ、そして逃げ場のない室内で神経が削られていく感覚。
あなたが今、限界を感じているのは、あなたが決して「冷たい飼い主」なのではなく、それほどまでに一生懸命、大切な猫ちゃんと向き合っている証拠です。
でも、どうか覚えておいてください。
飼い主であるあなたが倒れてしまったら、猫を守る人はいなくなってしまいます。
【原因別】猫の鳴き声見極めチェックリスト
具体的な防音対策に入る前に、まずは愛猫が「なぜ鳴いているのか」を確認してみませんか?
鳴き声の理由が「わがまま」なのか「不安や病気」なのかによって、防音と並行して行うべき猫ちゃんへのケアは変わってきます。
あなたの家のケースはどれに当てはまるか、まずはこちらのチェックリストを確認してみてください。
チェックリストには各対策へのリンクもありますので、併せて読んでくださいね。
原因がわかっている方は、このまま読み進めて、まずは「音の悩み」を物理的に解消していきましょう。
| 鳴き声のタイプ | 主な特徴・症状 | 詳しい対策 |
|---|---|---|
| 要求・習慣 | ご飯、遊んで。特定の時間に鳴く。飼い主をよく観察している。 | 要求鳴き解決編へ |
| 不安・ストレス | 引っ越し、工事の騒音。ウロウロしながら低く太い声で鳴く。 | ストレス・環境編へ |
| 発情期 | 赤ちゃんの泣き声のような大きな声。未手術の子。 | 発情期・手術編へ |
| 病気・老化 | 突然の叫び。徘徊。夜中の激しい叫び(夜驚症)。 | シニア・医学ケア編へ |
猫の鳴き声の防音対策とあなたのケア
猫ちゃんの鳴き声が外に聞こえる、集合住宅なら隣の部屋に届くんじゃないかといった不安や心配、猫ちゃんが寝ている時以外は鳴き声が中々止まないと、飼主さん自身が疲れてしまいます。
飼い主さんであるあなたが倒れたら、猫を守る人はいなくなってしまいます。
あなたの心の負担も軽くして、ストレスが溜まらないようにしてくださいね。
猫ちゃんの鳴き声が外や隣室に漏れていないか……という不安は、飼い主さんを精神的に追い詰めます。
まずは「音の出口」を物理的に塞ぎ、あなたの心の負担を軽くしましょう。
猫の鳴き声が漏れない部屋の防音
窓の対策は、冷暖房効率を高めることにも繋がります。
音も熱も、「なにか(空気や物)」を伝って移動するという共通の性質を持っています。
空気を伝う(空気伝播)
窓の隙間を埋めると、音の振動が漏れるのを防ぐと同時に、冷気や暖気の流入もブロックします。
物を伝う(固体伝播)
吸音ボードを貼ったり、ケージを壁から数センチ離したりすることは、振動(音)を遮ると同時に、壁からの伝熱を防ぐ空気層を作ることになります。
「静かな部屋」を作るという努力は、そのまま愛猫が心地よく眠れる「適温の部屋」を作れ、光熱費の節約にもなりますね。
では、DIYが苦手な(私)方も取り掛かりやすい順にご紹介します。
防音カーテン
できるだけ厚手で、床に少し付くくらいの長めなものを選びましょう。
マジックテープ等で左右の隙間も埋めると効果が劇的に変わります。
私は遮光や防犯、災害時の安全も兼ねて、カーテンは床に届く長さにしています。
プラダン(プラスチック段ボール)
窓枠にはめ込むだけプラスチックの層の間に「空気の壁(空気層)」があるため、遮音・断熱効果が非常に高くなります。
安価で、窓枠サイズにカットしてはめ込むだけなので、重い腰を上げやすい対策です。
吸音材と遮音材の組み合わせ
壁からの音漏れを防ぐ隣家と接する壁には、まず音を跳ね返す「遮音シート」を貼り、その上から音を吸収する「吸音ボード」を重ねるのが理想的です。
難しい場合は、厚みのある「吸音フェルトボード」を貼るだけでも、壁に伝わる叫び声をかなり軽減できます。
※賃貸でのポイント
壁に貼る際は、マスキングテープを貼った上からマジックテープ等を使う「貼って剥がせる」工夫をしましょう。
ホワイトノイズや音楽で猫の鳴き声を遠ざける
どうしても鳴き止まない声に、頭がどうにかなりそうになる・・・
そんな時は、例えば20分だけ物理的に猫から離れる「自分への避難許可」を出してあげてください。
実は私自身も、愛猫(みるく)の鳴き声に追い詰められていた時期があります。ただひたすら耐えるしかない毎日。
正直頭がおかしくなりそうでしたし、睡眠時間も削られて、かなりボロボロというか、やつれてました。
そんな中、買い物などで短時間だけ家を留守にするとき、玄関のドアを閉めて猫の声が聞こえなくなった瞬間に「ああ、やっと解放された……」と、心の底からホッとしている自分がいたのです。「泣きたいのはこっちだよ!」と思いながら。
みるくは私を困らせたいわけではない、彼女は年老いてしまって、様々な疾患もあった。
やっと解放されただなんて・・・そんな自分を「私は酷い飼い主だ」と思ったこともありました。
でも、それは冷たさではなく、私の心が限界を迎えていたサインだったのです。
シニア猫の異常な鳴き声に悩むあなたへ。3つの持病を抱えた愛猫みるくが教えてくれた叫びの理由
「放置」ではなく「冷却期間」
叫び声が止まない時、ベランダに出る、お風呂にこもる、あるいは耳栓をして別室に行く。これは愛猫を見捨てることではなく、あなたが正気を保ち、次に笑顔で向き合うための「心の冷却期間」です。
猫の安全を確保して離れる
猫ちゃんが怪我をしない環境にいることを確認したら、思い切って音をシャットアウトしてください。20分間、好きな飲み物を飲んだり、深く呼吸をしたりして、心拍数を下げることに集中します。
飼い主さんの余裕は猫に伝わる
「私がいないとこの子はダメだから」と24時間向き合い続ける必要はありません。
「20分だけ休んでくるね」という距離感を持つことが、共倒れを防ぐための最大の防衛策になります。
ちょっと散歩に出て外の空気を吸うのもいいですよ。
あなたがリセットすることで、張り詰めていた空気も少しだけ緩みます。
その余裕が、結果的に猫ちゃんを落ち着かせる近道になることもあるのです。
ホワイトノイズを流す
換気扇の音や雨音のような「サーッ」という一定の雑音を部屋に流すと、猫の鳴き声との境界線が曖昧になり、聞き流しやすくなります。
イヤホンで好きな音楽を
もちろん、お気に入りの音楽やラジオを聴くのも効果的です。
特に自分の好きな音に集中することで、「鳴き声が常に気になる」という心理的な緊張を和らげられます。
なぜホワイトノイズが特におすすめなの?
少しだけ補足しますと、音楽には「無音」の部分がありますが、ホワイトノイズは常に一定の音量で鳴り続けているため、猫が「いつ鳴くか」と身構えてしまう脳のスイッチをオフにできるからなんですね。
愛情と対策は両立できる
鳴き声に悩むのは、あなたがそれだけ猫ちゃんを大切に思い、真剣に向き合っている証拠なんですよ。
でもどうか、「愛があるなら、私一人が耐えればいい」とは思わないでください。
便利なグッズを使い、専門知識を頼り、壁を補強し、時にはお薬の力を借りる。
そして何より、あなた自身の心をお休みさせる。
そのすべてが、愛猫と一日でも長く、笑顔で一緒に暮らすために大切なのです。
今、暗闇の中で鳴き声に震えているあなたへ。
あなたは十分頑張っています。
まずは深呼吸をして、窓にカーテンを引くことから始めてみませんか。
あなたの大切な猫ちゃんと、あなたの穏やかな日々は、きっと取り戻せます。