切り花は何日持つのか
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「切り花って何日位持つのでしょうか?」切り花をあまり飾らない方が、最初に感じる疑問かもしれません。
ここに絶対的な答えはありません。私の経験上でも2日~14日という開きがあるのです。
ネットのお花屋さんで購入した場合は、発送日からいつ到着したのか、実店舗ならいつ仕入れされたものなのか。
そしてネットのお花屋さんでも実店舗でも仕入れたお花をどのように保存しているのかなど、お店ごとに違いがあります。
更にこういった様々な違いもあり、一概に言えません。
- ・花の種類
- ・花の状態
- ・季節や気温
- ・飾る場所の温度
- ・お手入れの頻度
- ・栄養剤の有無
など、花自体が持つ特徴や、購入時の状態、購入後の環境など様々なことが花もちに影響します。
あくまでも一般的な目安として、1週間前後といったところでしょうね。
花の種類
例えは、カーネーションやバラ、マムは一般的に日持ちがすると言われます。
品種によって違いもあり、花びらが硬めのほうが持つようです。
香りが強いお花は、エネルギーをそちらに使うので持ちが良くないとも言われます。
でもカサブランカは香りが強めだと思うのですが、日持ちはいいですから、品種にもよるのでしょうね。
花の状態
届いた時点で何分咲きなのか、開き始めた、5分咲き、既に満開などあるでしょ?
蕾もほころんでいるなら、これから開くかもしれませんし、開かず終わるかもしれませんので、蕾はオマケ程度で。
蕾から楽しめる、蕾も開くタイプのお花なら楽しめる時間は長いかもしれません。
そういった意味ではアルストロメリアは、蕾もしっかり咲き暑さにも強いので、個人的にお気に入りのお花です。
また、花材の長さ(茎の長さ)が短いほど、お花に水や栄養が届きやすくなる分、満開になるスピードも速くなりやすいです。
では花材を長ければ花もちが良くなるかと言うと、生けはじめは良いかもしれませんが、次第に水を揚げる力が弱くなりますので、程々で。
お花に元気がないようなら思い切って短くすると、しっかり満開まで楽しめるかもしれません。
季節や気温
切り花は一般的に15度前後が一番適した温度だとされています。
ここ福岡を例にすると、5月~9月は気の抜けない気温です。
逆に冬は0度以下になるような寒冷地域では、お花が寒さで萎れてしまうのでクール便を利用する場合もあるそうです。
ネットのお花屋さんが全てクール便に対応しているわけではありませんが、寒冷地域にお住いの方や真夏でもお花を飾りたい方は、クール便の選択を考えてみてはいかがでしょうか。
飾る場所の温度
日当たりの良い窓辺(切り花は直射日光を避けましょう)だと、冬でも温度が上がりやすいので、どんどんお花が開いていくでしょう。
15度前後が一番適した温度とはいえ、エアコンの風が当たる場所は乾燥も伴い、すぐにお花が痛みます。
お手入れの頻度
特に夏場など気温が高い時期は、花びんの水が痛みやすくなるので毎日水を入れ替え、花びんも洗った方がいいです。
私はズボラなので、栄養剤に助けてもらいます。
お花の栄養剤
文字通りお花に栄養を届けつつ、雑菌の繁殖も抑えてくれるので、真夏でも2日に1度しか水替えしていない(笑)。
様々なレビューをご覧いただくとわかりますが、そんなズボラお世話でも1週間前後は確実にお花が持っていますヨ。
せっかく買った、もしくはプレゼントなどでいただいたお花を少しでも長持ちさせたい、すぐ枯らしてしまうと思われるのなら、まずはお手入れの基本を。
切り花のお手入れは決して難しいものではありません、お花を気軽に楽しんでくださいね。
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