後悔しない!プレミアムキャットフードの選び方|安全な原材料と愛猫に合うフードの見分け方

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プレミアムキャットフードの選び方

大切な愛猫の健康を願うなら、日々の食事であるキャットフード選びは非常に重要です。
特に「プレミアムキャットフード」は、高品質な原材料を使用していると言われますが、本当に愛猫にとって良いものを選ぶためには、飼い主さん自身がしっかりと見極める力が必要です。

この記事では、プレミアムキャットフードを選ぶ上で欠かせない、原材料と添加物のチェックポイントから、総合栄養食の理解、そして愛猫に合ったフードを見つけるためのヒントまで、詳しく解説していきます。

プレミアムキャットフードに関してはこちらもお読みいただくと、あなたの大切な猫ちゃんへ何を選べばよいのか、より理解が深まるでしょう。

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プレミアムキャットフードを選ぶ際の注意点

プレミアムキャットフードを選ぶなら、あなたの大切な猫ちゃにとって本当に良いものを選びたいですよね。
そのためには、商品の情報を鵜呑みにするのではなく、飼い主自身がしっかりと見極める力が必要です。

この項目では、プレミアムキャットフードを選ぶ際に必ず確認すべき原材料と添加物、そして見落としがちな総合栄養食の概念や猫との相性について詳しく解説します。

賢い選択で、あなたの愛猫の健康を守りましょう。

原材料と添加物

原材料表示は配合量の多い順に記載されています。
最初の数項目に質の良い動物性タンパク源が記載されているかを確認しましょう。

不要な添加物のチェック
「〇〇料」「〇〇着色料」「〇〇香料」といった人工的な添加物の記載がないか確認しましょう。

・アレルギーの原因となる成分
愛猫にアレルギーがある場合は、その原因となる成分が含まれていないか 注意深く確認しましょう。

・添加物の役割
主な目的は、フードの品質を維持し、安全性を高め、猫の健康をサポートし、嗜好性を向上させること。
「添加物」というと「良くないもの」として捉えられがちですが、安全な添加物を使っているのであれば危険性はなく、様々なメリットがあるのです。

品質維持
・酸化防止剤
脂肪分の酸化を防ぎ、フードの風味や栄養価の低下を防ぐ。
天然由来のもの(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物など)と合成のもの(BHA、BHTなど)があります。

・保存料
細菌やカビの繁殖を抑え、フードの腐敗を防ぎ、安全性を保つ。
天然由来のもの(ソルビン酸カリウムなど)と合成のものがあります。

安全性の向上
・pH調整剤
フードのpHを適切に保ち、細菌の繁殖を抑えたり、尿路結石の予防に役立つ。
クエン酸などが使用されます。

猫の健康サポート
・栄養補助剤
ビタミン類(A、D、E、B群など)、ミネラル類(カルシウム、リン、鉄など)、アミノ酸(タウリンなど)は、猫が健康を維持するために必要な栄養素を補給する目的で添加されます。
これらは必須栄養素であり、不足すると健康問題を引き起こす可能性があるのです。

・機能性成分
関節の健康をサポートするグルコサミンやコンドロイチン、腸内環境を整えるプロバイオティクスやプレバイオティクスなどが添加されることがあります。
グルコサミンやプロバイオティクスは人用のサプリでも目にしますね。

嗜好性の向上
・着色料
フードの色を調整し、飼い主が美味しそうに見えるようにする目的。
天然由来のもの(カロテンなど)と合成のものがあります。
猫は色よりも匂いで判断すると言われていますが、飼い主の購買意欲に影響を与える可能性も。

・香料
フードの匂いを調整し、猫の食欲を刺激する目的で使用。
天然由来のものと合成のものがあります。

・調味料
風味を増し、食いつきを良くするために使用される場合がある。

更に重要な注意点
・必要性と安全性
添加物は、フードの品質維持や猫の健康に必要な役割を果たす一方で、中には猫の体に負担をかける可能性が指摘されているものもあります。

・天然由来と合成
天然由来の添加物は一般的に安全性が高いと考えられていますが、合成添加物の中にも安全性が確認されているものも。
ただし、懸念されている合成添加物を避ける傾向はあります。

・過剰な添加
必要以上に多くの添加物が含まれているフードは当然避けるべきでしょう。

・透明性
信頼できるメーカーは、使用している添加物の種類と目的を明確に開示しています。

プレミアムキャットフードでは、合成保存料、着色料、香料などの人工添加物の使用を極力避け、天然由来の成分を使用する傾向があります。
フードを選ぶ際には、原材料表示を注意深く確認し、添加物の種類と役割を理解することが大切です。

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安全な添加物とは

プレミアムキャットフードは人工的な保存料、着色料、香料などの添加物を極力使用せず、天然由来の酸化防止剤などを使用している場合があります。

添加物 概要 主な目的 備考
ミックストコフェロール (Mixed Tocopherols) ビタミンEの混合物 強力な抗酸化作用、脂肪の酸化防止、品質維持 天然のビタミンE源
ローズマリー抽出物 (Rosemary Extract) カルノシン酸、カルノソールなどを含む 優れた抗酸化作用 風味向上にも寄与
アスコルビン酸 (Ascorbic Acid) ビタミンC 抗酸化作用、免疫機能サポート 猫は体内で合成可能
クエン酸 (Citric Acid) 柑橘類に含まれる酸味成分 pH調整剤、酸化防止剤 他の酸化防止剤と併用が多い

これらの天然由来の酸化防止剤は、合成保存料であるBHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ブチルヒドロキシトルエン)などに比べて、猫の体への負担が少ないと考えられています。
プレミアムキャットフードでは、これらの天然由来の酸化防止剤を使用していることが多いです。

フードの原材料表示を確認する際には、「ミックストコフェロール」「ローズマリー抽出物」「アスコルビン酸」「クエン酸」などの記載を探すと良いでしょう。

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総合栄養食示されているものを選ぶ

毎日の主食として、あなたの大切な猫ちゃ与える場合は、「総合栄養食」と表示されているものを選びましょう。

「総合栄養食」とは、そのフードと水だけで、猫が健康を維持するために必要な栄養素をバランス良く含んでいるキャットフード。
これは、猫にとっての毎日の主要な食事(主食)として与えることを目的とします。

総合栄養食の重要性

総合栄養食は、猫が生きていく上で必要な栄養素を過不足なく摂取できるよう設計されているため、総合栄養食と水だけを与えていれば、基本的には猫の健康を維持できます。

・AAFCOの栄養基準
AAFCOの栄養基準が、猫の健康維持に必要な栄養素の最低基準であり、総合栄養食を選ぶ際の重要な指標となります。
アメリカで広く採用されており、日本のペットフード公正取引協議会もこの基準に準拠。

「AAFCO」について詳しく解説されているウエブページです。

MERIEUX NUTRISCIENCES JAPAN株式会社
・グローバルで採用されているAAFCO栄養基準(ペットフードの総合栄養食)

FEDIAF(フェディアフ欧州ペットフード工業会連合)の栄養基準
・製品環境フットプリントカテゴリー規則(PEFCR)

これらの基準では、猫の成長段階(子猫、成猫、高齢猫など)やライフステージ(妊娠・授乳期など)に合わせて、必要なタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの含有量が細かく定められています。

※実際に健康に何らかの問題を抱えている猫ちゃんの場合、飼い主さんが獣医師へ相談しましょう。
最初は少量から試し、具便の状態、食欲、皮膚の状態などを観察し、アレルギーを起こしていないかなど食後の様子を注意深く見守ってあげてくださいね。

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ライフステージ別の栄養ニーズ

総合栄養食の基準が、猫のライフステージ(成長期、成猫期、高齢期など)によって異なることを補足すると、よりきめ細かいフード選びのヒントになります。

猫の総合栄養食の基準は、主にライフステージ(年齢や生理状態)によって細かく定められています。
それぞれの時期で猫が必要とする栄養素の量やバランスが大きく異なるためです。

主要な基準としては、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準とFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の栄養ガイドラインが国際的に広く参考にされています。

同じライフステージの猫でも、活動量や健康状態によって必要な栄養量は異なります。
一部のフードには「全年齢対応」と表示されているものがありますが、これは成長期から高齢期までの幅広い栄養要求量を満たすように設計されていることを意味します。

しかし、特定のライフステージの猫にとっては、より特化したフードの方が適している場合もあります。
あなたの愛猫はどのライフステージにあるのかを、フード選びの基準の一つに。

成長期(子猫)

栄養素 重要性 備考
高タンパク質・高エネルギー 体の組織・骨格の急速な成長 成猫より多く必要
適切なミネラルバランス 骨の成長に重要(カルシウム、リンなど) 特にカルシウムとリンの比率
タウリン 脳・視力の発達に不可欠 成猫より高い要求量
DHA・ARA 脳・神経系の発達に重要 配合が推奨される場合あり

成猫期(維持期)

栄養素 重要性 備考
適切なタンパク質量 健康な体の維持 成長期ほど高くはない
適度なエネルギー量 活動量に合わせ調整、肥満防止
バランスの取れた栄養素 ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸など
タウリン 心臓・目の健康維持に必須

妊娠・授乳期

栄養素 重要性 備考
高タンパク質・高エネルギー 胎児の成長、母乳の生産 通常より多く必要
カルシウム 胎児の骨格形成、母乳の生産 要求量が高まる
その他の栄養素 ビタミン、ミネラルなど 全体的に要求量が増加

高齢期(シニア猫)

栄養素 重要性 備考
消化吸収に配慮したタンパク質 消化機能低下に対応 高品質なタンパク質推奨
適切なエネルギー量 活動量低下に対応 過剰摂取抑制、痩せすぎにも注意
関節ケア成分 関節の健康維持 グルコサミン、コンドロイチンなど
腎臓への配慮 腎機能低下に対応 リン含有量を調整
抗酸化成分 健康維持サポート ビタミンE、Cなど

あなたの愛猫に最適なフードを選ぶためには、年齢や健康状態を考慮し、必要であれば獣医師への相談をおすすめします。

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総合栄養食とそれ以外のフードの違い

・総合栄養食
主食として、これと水だけで猫の健康を維持できる栄養バランスを持つ。

・一般食(副食)
ウェットフードに多く、嗜好性を高める目的などで、総合栄養食と組み合わせて与えることを想定。
これだけでは必要な栄養素を十分に摂取できません。

・間食(おやつ)
少量を与えるもので、栄養補給を主な目的としていません。
与えすぎは肥満や栄養バランスの偏りにつながります。

・療法食
特定の病気の治療や症状の緩和を目的として、獣医師の指示に基づいて与えるフードです。

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プレミアムキャットフードに向いている猫は?

こんな猫ちゃんならプレミアムキャットフードで何らかの予防や改善、健康維持が可能になるかもしれません。

特定の健康状態にある猫

健康状態 プレミアムフードの利点 備考
食物アレルギーや皮膚炎 特定タンパク源・穀物不使用/限定で原因物質を避けやすい 症状緩和に役立つ可能性
消化器系の弱い猫 消化吸収の良い原材料を使用 お腹の不調を起こしにくい
腎臓病や下部尿路疾患 療法食に近い栄養設計 獣医師の指導が必要
肥満傾向や糖尿病 低カロリー、高タンパク質、低炭水化物 体重管理や血糖値コントロールに役立つ可能性

特定のライフステージにある猫

ライフステージ プレミアムフードの利点 備考
子猫 高タンパク質、高カロリー、バランスの取れた栄養素が豊富 健康な成長をサポート
高齢猫 消化吸収が穏やか、関節・腎機能に配慮 健康寿命を延ばす助けとなる可能性

より良い食生活を求める飼い主の猫

飼い主の重視点 プレミアムフードの利点 備考
健康維持 バランスの取れた栄養素、高品質タンパク質、適切な脂肪分 免疫力維持、健康な体作りに貢献
食いつき 素材本来の風味を生かしたフード 食欲不振の猫でも食べやすい可能性
毛並み・皮膚の健康 オメガ3脂肪酸、ビタミンEなどを配合 皮膚や被毛の健康維持に良い

フードに切り替えで注意してほしいこと

個体差
同じ種類のプレミアムフードでも、猫によっては体質に合わないかもしれません。
新しいフードに切り替える際は、少量から試し、便の状態や体調の変化を注意深く観察しましょう。

価格
一般的に、プレミアムキャットフードは通常のキャットフードよりも高価になる傾向があります。

過信は禁物
プレミアムキャットフードを与えているからといって、必ずしも病気にならないわけではありません。
定期的な健康診断や適切なケアも重要です。

最終的な判断
どのキャットフードがあなたの愛猫にとって最適かは、年齢、健康状態、活動量、好みなどによって異なります。

プレミアムキャットフードは多くの猫にとって良い選択肢となりえますが、最終的には愛猫の様子を注意深く観察し、必要であれば獣医師に相談しながら最適なフードを選ぶことが大切です。
実際に健康に何らかの問題を抱えている猫ちゃんの場合、飼い主さんが獣医師へ相談しましょう。

最初は少量から試し、便の状態、食欲、皮膚の状態などを観察し、アレルギーを起こしていないかなど食後の様子を注意深く見守ってあげてくださいね。

プレミアムキャットフードの選び方まとめ
プレミアムキャットフードの選択は、あなたの愛猫の健康維持において非常に重要な役割を果たします。
この記事では、原材料と添加物の見方、総合栄養食の選び方、そしてライフステージ別の栄養ニーズについて詳しく解説しました。

安全なフードを選ぶためには、飼い主さん自身が商品の情報を鵜呑みにせず、しっかりと見極めることが大切です。
愛猫の健康状態や年齢を考慮し、この記事でご紹介したポイントを参考に、最適なプレミアムキャットフードを選んであげてください。

もしフード選びに迷ったり、愛猫の健康に不安を感じたりした場合は、遠慮なく獣医師に相談することをおすすめします。
愛猫の健やかな生活のために、最適な食事を見つけていきましょう。

プレミアムキャットフードに関してはこちらもお読みいただくと、あなたの大切な猫ちゃんへ何を選べばよいのか、より理解が深まるでしょう。

【徹底解説】プレミアムキャットフードとは?愛猫の健康を守る第一歩

猫に穀物は不要?グレインフリーフードの目的と選び方の重要ポイント

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